アンジュの気持ちの真相

その遥か古の時代に500歳くらいの若い男性天使、ガブリエルという男性の天使がいて、ガブリエルは 46億歳以上生き続けている創造神の一番のお気に入りの天使で、創造神は大天使ミカエル、大天使ラファエル、に続いて、ガブリエルも大天使に位置付けて、３大天使としました。 ガブリエルは創造神の力によって猿よりも強い感情と学習能力を与えられた人間という生き物にとても興味を持ち、時折傷ついた人間に天使の能力を使って治癒してました。
ある日、名もなき１人の人間の男性が、自分と同じように、仲間を助けようとしている行為に興味深く感心をいだき、いつしか彼の行動を見守るようになってきた最中に、その男性は不治の病で急死してしまったのでした。
その名もなき１人の人間にガブリエルは創造神に禁じられていた蘇生術の力を使って治癒し、蘇生させてしまったのです。
ガブリエルの力によって生き返った１人の名もなき男性はその後ヨハネと名乗るようになり、ヨハネは年月がたち普通に死を迎えたが、ヨハネの子、イエスに天使ガブリエルの力が宿って、傷ついた人間を人間離れした能力で治癒していき、人々から神の使いや、救世主(メシア)等と呼ばれるようになっていった。
一方のガブリエルは禁じられていた蘇生術を使用して、神の怒りを受けるはめになりました。 創造神は自分の作った自然の摂理を壊したとして、
一番気に入っていた大天使ガブリエルを普通の人間にしてしまったのです。
普通の男性の人間になったガブリエルは、アンジュと名乗るようになり、能力はなくなったけど、天使の頃と同じように傷ついた人々を治したいという思いだけで、施術し続けて生涯を終えました。

「これはアンジュという優しい男性天使を想像して作ったのフィクション物語です」

「後書き」 ガブリエルがヨハネを助けなければ、ヨハネの子イエスに力が宿らず、後々人々がイエスのことを神と仰ぐこともなかったのだから、人間となったアンジュには最初からこうなることがわかっていて、自分が天使から人間にされようとも自分にはヨハネを助ける義務があったという ように感じます。 元々、自分が作った物語なのに、アンジュは今もその辺にいるかのように思える時があります。